という疑問にお答えします。
✔本記事の内容
スタンド花を注文前に知っておきたい
- スタンド花のメリット
- スタンド花のデメリット
- スタンド花のデメリットを解消する花屋さんの対応
✔本記事の信頼性
長年、花関係で働いてきました。現在も勤務中です。
お花に関係する業務(店舗業務全般、フラワーギフト制作、会場装飾、結婚式、御葬儀、etc)は、一通り経験してきました。
自身の経験からフラワーギフトについてお役立ち情報をお伝えします。
開店祝いにスタンド花を贈るのは、一般的な贈り物の一つです。
スタンド花は、多くの花材を使い、豪華な印象を与えることができる反面、お花を飾る場所のスペースが必要になったり、お花の香りや花粉で周りに迷惑を掛けてしまう場合もあります。
ただ、そんなスタンド花のデメリットも事前に対処すれば大丈夫です。
本記事では、そんなスタンド花のメリット、デメリットを説明して、そのデメリットを解決する花屋さんの対応を説明します。
安心してお店を開店するオーナー様に喜んでもらえるスタンド花を選ぶ時の参考にして下さい。
開店祝いにスタンド花(フラスタ)を贈るメリット・デメリット
開店のお祝いにスタンド花を贈ることは、お祝いの気持ちと今後のお店の繁栄を願うなどメリットばかりのようにも見えますが、実際は、お花を贈ることで先方に迷惑、手間をかけてしまう場合もあります。
これから説明するメリット・デメリットを参考に、開店するお店に喜んでもらえるスタンド花を探すヒントにして下さい。
開店祝いにスタンド花を贈るメリット
開店のお祝いにスタンド花を贈るメリットは、下記になります。
- 豪華な印象を与えることができる
スタンド花は、色々なお花で作られるので、豪華で華やかな印象を与えてくれます。
店舗のオーナーや従業員の方々にも、お祝いの贈り物として大変喜ばれることが多いです。
また、お花の華やかさをいかして、開店祝いや発表会などで会場に花を添えてくれます。 - イベントの雰囲気を盛り上げることができる
スタンド花は、コンサート、ライブ会場などのイベントの雰囲気を盛り上げるのにも最適です。
スタンド花は、たくさんの花を使用し、大きく作られます。
存在感があるため、イベントの演出においても大きな効果を発揮します。 - 贈る相手の店舗のイメージに合わせた花を選ぶことができる
花は、花言葉やお花自身のイメージなど、種類や色によって様々な意味を持っています。
スタンド花を贈る際には、贈る相手の店舗のイメージや雰囲気に合わせて、花を選ぶことができます。
スタンド花を贈る店舗のイメージにあわせるので、お店のインテリアとしても利用できます。
また、季節の花を選ぶことで、より一層華やかな印象を与えることができます - 周りにお店の開店やイベント知らせる宣伝効果もある
スタンド花は、ほとんど、屋外や会場入り口に設置されることが多いです。
その為、その近くを通る人たちの目にとまりやすく、開店やイベント開催の告知(宣伝)になります。
スタンド花には、お花を贈った人の名前、会社名などを記入した立て札を立てるので、お花同様名札を目にしてもらうことでより具体的な宣伝効果も期待できます。 - 一定期間でお花が咲き終わる
スタンド花は、5日~1週間程度でお花が咲き終わります。
観葉植物、胡蝶蘭、花鉢、プリザーブドフラワーなど長期間お花やグリーンが楽しめるものの場合、それぞれ水やり、日光浴、肥料、植え替え、古い葉を取り除くなど、もらった後でそのお店の人たちの管理が必要になります。
スタンド花は、お花が咲き終わると花屋さんがスタン台を回収して終了なので、管理等が必要ないです。
最後の“一定期間でお花が咲き終わる”がメリットになることについて
観葉植物、胡蝶蘭、花鉢、プリザーブドフラワーなど長期間お花やグリーンが楽しめるものは、それらを受け取ったお店側としては贈ってくれた方に対して、観葉植物やお花たちを“枯らしてはいけない”という気持ちがでます。
と同時に枯らさないために植物の管理をしなくてはならなくなり、その管理をお手間と感じてしま方も中にはいらっしゃいます。
その反面、スタンド花は生花なので、一定期間が過ぎれば”枯れるもの”と周知されていて、お花が咲き終われば終わりで、その後の管理等も必要なくなります。
そのため、お花が短期間で咲き終わるということが、スタンド花のメリットになります。
開店祝いにスタンド花を贈るデメリット
開店祝いにスタンド花を贈るデメリットは下記になります。
- 花束・フラワーアレンジメントと比べて価格が高めになることがある
スタンド花は、多くの花材を使用するため、同じ切り花を使用して作る花束やフラワーアレンジメントと比べて価格が高めになることがあります。
予算に余裕がある場合には、スタンド花を贈り、予算の制約がある場合は、価格を抑えた手頃な花束やフラワーアレンジメントを選ぶこともできます。 - スタンド花を贈る場合、お花を置くスペースが必要になる
スタンド花は、大きく作られるので、お花を受け取るの店舗にお花を置くスペースが必要になります。
また、店舗によっては、スタンド花を設置する場所が限られている場合もあるので、スタンド花を贈るときは事前に確認をした方がいいです。 - 贈る相手の好みに合わない花を贈ってしまう可能性がある
スタンド花は、多くの花材を使って作るので、お花の種類やイメージによっては、お花を受け取る相手の好みに合わないスタンド花を贈ってしまう可能性があります。
スタンド花を贈る相手の好みを事前に確認して、その好み合わせて花屋さんに相談、注文されることをおススメします。
また、贈る相手の好みが分からない場合には、シンプルなデザインの花束やフラワーアレンジメントをお祝いのお花として贈るのも一つの方法です。 - 花の香りと花粉でお店やお客様に迷惑を掛けてしまう
百合、グロリオサ、バラなどは香りが強かったり、花粉が付きやすい花です。
これらのお花は、スタンド花を作る場合、多く使用されます。
スタンド花のお届け先が、飲食店、クリニック、サロンなど、香りが強すぎたり、花粉が洋服についてしまったりなど、色々と迷惑を掛けてしまう場合もあります。 - お花の開花期間が短い
スタンド花は、5日~1週間程度でお花が咲き終わってしまいます。
お花が好きで、長くお花を楽しみたい方にとっては、短すぎる、すぐにお花が終わってしまうと感じる方もいます。 - お花が咲き終わる頃、掃除が必要になる
スタンド花に使用するお花は切花(根がついていない)です。
切花は、お花が咲き終わると散ってしまいます。その散ったお花や葉の掃除が必要になります。 - お花終了後、スタンド台の回収が必要
スタンド花のお花が咲き終わったあと、お花をのせてあったスタンド台と花器の回収は花屋さんが行います。
最近では、宅配業者様にスタンド花のお届けをお願いする花屋さんもあり、その場合、スタンド台の処分はお店側(お花を受け取った人)がすることになります。その処分にお店側に迷惑を掛けてしまうことになります。 - スタンド花の転倒、移動でお店側に迷惑を掛けてしまう
開店祝いなどでスタンド花を置く(設置する)場所は、屋外の場合もあります。
そのスタンド花を置く場所が平らではなく、斜めだったり安定の悪い場所に置くこともあります。
それぞれの花屋さんでスタンド花の転倒を防ぐため、ブロックなどの重しを置いたりヒモで固定したりと対応するのですが、上段にあれだけ大きいお花があると風などで倒れてしまう事も予想されます。
またその倒れたスタンド花が車や、お客様にぶつかってしまうことも予想されます。
スタンド花を最初の設置場所から、別の場所に移動することもあるので、スタンド花の転倒や移動でお店側にお手間をかけてしまうこともあります。
スタンド花(フラスタ)を作り、届けるときの花屋さんの具体的な対応
スタンド花を注文する場合、デメリットが多い様にも思えますが、基本的には、花屋さんがスタンド花のお届け先に迷惑、お手間を掛けないように対応してくれるのでおまかせして大丈夫です。
そんな花屋さんのスタンド花での対応を表にしてみました。
スタンド花のデメリット | 花屋さんの具体的な対応 |
---|---|
お店のスペースを邪魔してしまう | スタンド花の横幅を狭めてお花を作る |
花粉や花の香りでお客様の邪魔をしてしまう | 香りの強い花をスタンド花に入れない 百合などの花粉(雄しべのやく)は、スタンド花を作るときに必ず取り除く |
お花が終わった後の掃除 | スタンド花を回収の時必ず掃除をする |
スタンドの回収 | 花屋さん自身が届けたスンド花は必ず回収に行く |
スタンド花の移動 | スタンド花お届け時、お店側と打ち合わせ、(お店の手間にならないように)できるだけ移動の少ない場所に設置する |
スタンンド花の転倒 | 転倒防止の為、重しとなるブロックを置く |
まとめ
開店祝いにスタンド花を贈るといっても実際にお花を届けるとなると意外と注意した方が良い点などがあります。
基本的には、花屋さんにおまかせで大丈夫ですが、もしスタンド花や他のフラワーギフトなど注文前にお店のスペース、雰囲気などわかっていることがあれば花屋さんに伝えてください。
そのお届け先にぴったりのお花を届けてくれると思います。
これからスタンド花を注文する時の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。