基本的に、立て札はスタンド花を注文する花屋さんにおまかせすれば、お花を贈る目的にあわせて立て札を作ってくれます。
ただ、実際にスタンド花を注文する時、
- スタンド花の立て札はどうしたらいいの?
- 立て札の書き方に決まりはあるの?
- 立て札を注文する時の注意点は?
など、疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
本記事では、そんなスタンド花の立て札について説明します。
✔本記事の内容
- 立て札には何を書いたらいいの?書き方に決まりはあるの?
- 立て札の重要性と役割について
- 立て札のサイズと種類を詳しく説明
- 立て札を注文する際の注意点や注文前に確認するべきこと
- 自作の立て札を作る時の注意点と自作立て札の作り方2選を紹介
✔本記事の信頼性
長年、花関係で働いてきました。現在も勤務中です。
お花・フラワーギフトについて、自身の経験からお役立ち情報をお伝えします。
この時期を読んでいただければ今後お花を注文する時、立て札について迷うことがなくなります。
お花を注文する時の時短にもなり、スムーズにお花の注文ができます。
【スタンド花(フラスタ)立て札】の書き方に決まりはあるの?記入する内容も一緒に説明
スタンド花の立て札で、書き方・記入しなければならない内容の決まりはないです。
ただ、一般的に立て札に記入する内容は、3つあります。
その3つのうち、どれを記入するかどうか?が実際のスタンド花の立て札を作るときのポイントになります。
一般的なスタンド花の立て札に記入する3つの内容
スタンド花に記入する内容はこれから説明する3つです。
- スタンド花を受け取る方の個人名、会社名、店舗名、団体名、イベント名など
- お祝いの種類や目的名(開店祝い、新築祝い、竣工祝い)やサンサート・ライブなどの出演お祝いなど、相手にあわせたメッセージ(誕生日おめでとう!など)
- スタンド花の贈り主の社名・肩書・名前・ニックネーム、団体名など です。
1のお花を受け取る人の名前等の記入アリ、ナシのサンプル立て札です。
お花を受け取る相手の名前の記入は、書いても書かなくてもどちらでもOKです。
相手の名前・社名などを記入しなければならないという決まりは無いです。
記入した場合、全体の文字数が多く、1文字当たりの大きさが小さくなってしまいます。
自分(贈り主の名前)を目立たせたければ記入し、立て札全体の丁寧なイメージを表すときには、相手の名前等も記入する場合が多いです。
通常のスタンド花の立札には、相手の名前ナシで、目的と贈り主の立て札が人気です。
立て札への目的別書き方
立て札を立てるときの目的別の書き方です。
一部の説明になってしまいますが、参考にして下さい。
お祝いの目的 | 立て札への書き方 |
---|---|
就任祝い (会長、社長、役員) | 祝御就任 御就任御祝 |
昇格、昇進、栄転、退職祝い | 祝御昇進 御昇進御祝 |
周年記念 | 〇〇周年おめでとうございます 祝周年記念日 |
竣工・落成祝い | 御竣工御祝 竣工おめでとうございます |
上場祝い | 祝上場 上場御祝 |
開業、開店、 開院祝い | 祝開店(祝開院) 開業(開店)御祝 |
当選祝い | 祝御当選 御当選おめでとうございます |
勲章、叙勲受賞祝い | 勲章受章御祝 御祝 〇〇勲章御受章 |
本社・事務所引っ越し | 御移転御祝 |
誕生日 | お誕生日おめでとうございます! Happy Birthday! |
※もしお祝いの目的の書き方がご不明な場合は、花屋さんに相談していただくか、“御祝”に贈り主の方の社名、肩書、個人名(個人の場合は、個人名やグループ名など)で大丈夫です。
オリジナルな立て札の記入内容(メッセージなどを記入する場合)
コンサートやライブ会場、個人的なお祝いでスタンド花を注文する時の立札には、メッセージ文を記入することもできます。
例えば、こんな感じです。
- 開店祝いのとき ”開店おめでとうございます♪”
- 舞台出演のとき ”御出演おめでとうございます!”
- 発表会のとき ”発表会開催おめでとうございます!“
- 誕生日のとき ”お誕生日おめでとうございます!素敵な一年になりますように”
メッセージの方がより気持ちが伝わりやすいです。
メッセージ文を記入した立て札を使用する場合、個人的なお祝い事のときに使用されることが多いです。
上記以外でも、いろいろな文面を印刷することができるので、もし気になったらお花屋さんに相談してください。
【スタンド花(フラスタ)立て札】の役割と重要性について
スタンド花の立て札の役割と重要性について説明します。
念のため、スタンド花に立て札がなかった場合についても少し説明させていただきます。
スタンドの立て札の役割とその重要性
お祝いのスタンド花に立てる立て札は、贈り主がスタンド花を贈る相手に向けたメッセージ、そしてお花を贈るの目的を伝えるための重要なアイテムです。
また、立て札に、目的やその人にあったメッセージを書くことで、お花を贈る意味や贈り主の気持ちをより明確に伝えることができ、贈られた相手も感謝の気持ちを伝えやすくなります。
スタンド花に立て札がないと困ってしまうこと
お祝いのスタンド花に立て札がなかった場合、スタンド花がだれからの贈り物かがわからず、お花を受け取る側が困ってしまいます。
芸能人など、不特定多数の人からいろんな贈り物をもらう場合、だれの贈り物かわからないと困ってしまいます。
お祝いのお返しやお礼の電話なども贈り主がわからないと困ってしまうことがあります。
そしてもう一つの大きな困ってしまうことが、本来の立て札の役割の“お祝いのメッセージ”が伝わりにくくなってしまうということです。
せっかく、スタンド花を贈るのですから気持ちもしっかり伝わってほしいですよね
【スタンド花(フラスタ)立て札】の種類とサイズ
立て札のサイズと種類について説明します。
立て札のサイズは、タテ約20センチ × ヨコ約60センチが一般的
立て札のサイズは、タテ19.5センチ × ヨコ59.5センチが一般的に花屋さんが立て札で使用する用紙の大きさで、立て札の大きさになります。
立て札用紙によって多少のサイズ差はありますが、大きさの目安にして下さい。
立て札の種類もいろいろあります。縦書き・横書きについても説明
立て札も、お祝い事には、これでなくてはならいというものはありません。
代表的なものが上の写真の“木目調”の立て札用紙です。
ただ、最近では、写真のように花柄模様の用紙など、数多くあります。
今現在花屋さんが使用する立て札の用紙は、ほぼインクジェットプリンター対応です。
そのため、通常の模様柄の面でプリントすることもあれば、用紙の裏面の白にあえて印刷し、オリジナルの立て札を手作りする場合もあります。
インクジェット対応の立札の用紙(花柄)
白い立て札用紙の裏面
縦書き・横書きの書き方についても決まりはなく、どちらでも大丈夫です。
それぞれの花屋さんが用途にあわせて決めるのが一般的です。
もう一つ、地域によってこれまでの通例等で、縦書き、横書きが決まる場合もあります。
どちらか希望があれば、お花を注文する花屋さんに相談してください。
縦書きの立て札を利用したとき
自作の【スタンド花(フラスタ)立て札】を使用する時の注意点と作り方のアイデア2つを紹介
ラミネート加工して作られたA4サイズの立札
これまでの説明の通り、スタンド花の立て札はきちんとした決まりありません。
そのため、近年では、スタンド花の立て札に自作の立て札を立てる方も多くなってきました。
そんな自作の立て札を作る時の注意点と自作プレートのアイデアを2つ紹介します。
(自作立て札のアイデアは、実際に花屋さんも使っている立て札なので参考にして下さい。)
自作立て札を作るときの注意点は、花屋さんと連絡をとることが重要です
この時、気を付けていただきたいのが、スタンド花を注文するお花屋さんとの連絡です。
必ず、時間的に余裕をもって、事前に相談してください。
- 自作の立て札(プレートやパネル、メッセージボード)などを郵送させてもらっていいかどうか?
- 郵送数するのは、いつまでに花屋さんに到着すればいいか? など必ず確認してください。
花屋さんが了承してくれれば大丈夫です。
スタンド花の立て札をすべて自作しなくても、各花屋さんにお花を注文する時、立て札に記入してほしい内容をリクエストするところがあるので、そこに立て札に書いてほしい内容を記入すれば作ってくれます。
ロゴなども一緒に立て札に書てくれる花屋さんもあるので、まずは相談、リクエストして見てください。
自作のスタンド花 立て札の作り方、アイデア2つ紹介
立て札に決まりはないので最近では、ご自身の希望を花屋さんに伝えてオリジナルの名札を作ってもらう方法もあります。
またこれから説明する2つは、自身で立て札を作る方法です。
ご自身で、自分の記入したい内容、デザインを自分で決めて作成、できあがったら花屋さんに郵送して、御祝い
ラミネート加工して作る
ラミネート加工をして作る立て札は、上の写真のようにお花に立てます。
ラミネート加工の場合、柔らかいので屋内で飾られるスタンド花に使われることをお勧めします。
プラダン(プラスティックダンボール)を使用して作る
A4サイズより少し大きめにプラダンをカットし、そこに貼り付けます。
プラダンは、軽いうえにある程度の硬さもあるので立て札の台として使用するにはとても適しています。
お手頃な価格のものもありますよ → プラダン(プラスティックダンボール)
オリジナルなのでご自身のアイデアやDIYでお作りいただけます。
こちらでは、ラミネートとプラダン(プラスティックダンボール)を利用して作る2つオリジナルの立て札を作るための方法を紹介しました。。
2つともA4サイズの用紙を使用したオリジナル立て札です。
まとめ
スタンド花は、開店祝い・新築祝い・竣工祝いからライブやコンサートなどのイベントまで様々なお祝い事でスタンド花に立てられます。
スタンド花は、おめでとう!というお祝いの気持ち、日頃の感謝の気持ちを込めてお花を贈ります。
そして、お祝いの気持ちをより分かりやすく伝えるために立て札が立てられます。
スタンド花には、その場にふさわしい華やかなアレンジメントを選ぶことが大切です。
また、立て札を忘れずにつけることで、贈り主の気持ちをしっかりと伝えましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。